POSTURE & GAIT OBSERVATION
姿勢と歩行を、
見て、考え、言葉にできる指導者へ。
「なんとなく気になる」を、観察できる事実と仮説に変える。身体を扱う指導者のための、姿勢・歩行の観察・分析入門講座です。
参加を決める前のご相談だけでも大丈夫です。無理な勧誘はありません。
DOES THIS SOUND FAMILIAR?
姿勢や歩行を見ても、
結局「なんとなく」で終わっていませんか?
知識が足りないからではなく、見る順番と言葉にする型を知らないだけかもしれません。
左右差は見えるけれど、どこから観察すればよいか分からない。
歩行は速くて、足・骨盤・腕のどこを見ればよいか迷う。
気づくと「胸を張って」「膝を伸ばして」と形の修正だけになってしまう。
観察する場所を決め、見えた事実を言葉にし、複数の可能性を考え、本人に確認する。誰でも再現できる観察と分析の手順を身につけます。
医療系の国家資格がなくても、
身体に関わる指導者だから
できることがあります。
診断や治療を行わない立場だからこそ、急いで病名に結びつけず、目の前の人の動き・言葉・目的を丁寧に観察できます。
WHAT YOU CAN DO
日常に近い場所で、
その人の変化を一番長く見られる。
ヨガ、ピラティス、トレーニング、整体やリラクゼーションの現場は、医療機関とは異なる距離感で本人と継続的に関われる場所です。
本人の「こうなりたい」を聞き、動きやすさを観察し、運動量・環境・声かけを一つ調整して、反応を確かめる。これは、身体を扱う指導者だからこそ担える大切な役割です。
小さな変化に気づく
前回との違い、疲れ方、動き始めの迷いなどを継続して観察します。
本人の言葉を聞く
楽さ・怖さ・目的・普段との違いを聞き、見た目だけで判断しません。
条件を一つ整える
運動量、立ち位置、床、道具、声かけを一つだけ変え、反応を見ます。
必要な人につなぐ
観察だけでは判断できない変化に気づき、医療への相談を勧めます。
LEARNING JOURNEY
姿勢から始め、歩行へ。
安全な指導と連携へつなげます。
観察と分析を実践してできることを増やし、その力を日々の指導と、必要なときに専門職へつなぐ対応へ結びつけます。
姿勢を観察・分析する
- 正しい姿勢とは何か
- まっすぐ=良い姿勢ではない理由
- 姿勢を観察する4つのポイント
- 前・横・後ろからの見方
- 観察した事実を言葉にする実技
歩行を流れで観察・分析する
- 観察と分析の違い
- 歩行周期と立脚期・遊脚期
- ランチョ・ロス・アミーゴスの8相
- 横・前・後ろから見るポイント
- 歩行を観察して仮説を立てる実技
指導に変え、必要な人につなぐ
- 原因を一つに決めつけない考え方
- 条件を一つ変えて反応を見る方法
- 本人へ確認する質問
- 指導者として扱う範囲
- 中止して医療相談を勧める変化

01 POSTURE OBSERVATION
まっすぐな姿勢が、
その人にとって正しいとは限らない。
姿勢は、目的・環境・安心感に合わせて変化します。形を一つの基準に近づける前に、「なぜ今この姿勢なのか」を観察します。
まず細部に入らず、全身の印象と左右の違いを見ます。
どこで身体を支え、どちらへ重さが乗っているかを見ます。
足・骨盤・胸郭・頭部の位置関係を一続きで捉えます。
静止姿勢だけでなく、一歩目や手を伸ばす瞬間を見ます。

02 GAIT OBSERVATION
歩き方を見るとは、
一歩ではなく流れを見ること。
歩行は、足だけを見ると速すぎて分かりません。接地・支持・前進という大きな流れをつかみ、ランチョの8相を「いつ変化が起きたかを共有する地図」として使います。
歩き始め、一定歩行、方向転換、停止まで観察し、足音、腕の振り、視線、本人の安心感や床・靴といった条件も情報として扱います。
ランチョ・ロス・アミーゴスの8相
名称を暗記することが目的ではありません。「どの時点で、何が起きているか」を整理するために使います。

OBSERVE → ANALYZE → GUIDE
見えた事実を、指導へ変える4ステップ。
「どの筋肉が悪いか」をすぐに決めず、確認できる順番で考えます。
事実
評価語を使わず、見えた位置・方向・タイミングを記録する。
仮説
身体だけでなく、目的・怖さ・疲労・環境を含め複数考える。
確認
本人に聞き、条件を一つだけ変えて反応をもう一度観察する。
指導
本人の目的に合う声かけや運動を選び、必要時は医療へつなぐ。
ONE DAY PROGRAM
当日の内容を、
実践の流れで。
講義を聞くだけではなく、自分の目で観察し、自分の言葉で説明する時間を設けます。

観察と分析の基本・姿勢観察
正しい姿勢を一つに決めず、4つの観察ポイントと前・横・後ろからの見方を学びます。
姿勢観察の実践
ペアで姿勢を観察し、「歪み」などの評価語を使わずに見えた事実を記録します。
歩行の基本とランチョ8相
立脚期・遊脚期、接地・支持・前進を整理し、どこから見るかを具体化します。
歩行観察の実践
横・前・後ろから歩行を見て、変化の場所とタイミングを言葉にします。
指導・安全判断・ケース統合
仮説、本人への質問、条件調整、指導者としての範囲、医療へつなぐ判断を統合します。
観察者・実施者・安全確認役に分かれ、見えた事実を伝え、本人に確認し、条件を一つ変えて反応を見る練習です。
03 SCOPE & SAFETY
観察できるようになったからこそ、
「判断しない領域」も見えてくる。
1日学んだ最後に、指導者としてできることと、運動を止めて医療相談を勧める変化を整理します。専門外をつなぐことも、その人を守る立派な支援です。
観る・聞く・整える・記録する
- 姿勢と歩行の事実を観察する
- 本人の目的・楽さ・怖さを聞く
- 環境・運動量・声かけを一つ調整する
- 変化を再観察して記録する
- 必要に応じて他職種へ情報を共有する
診断せず、止めて、相談を勧める
- 急で、いつもと明らかに違う体調変化
- 強い痛み・息苦しさ・意識状態の変化
- 転倒や外傷後の著しい動きの変化
- 急速に悪化するしびれ・力の入りにくさ
- 観察だけでは安全を判断できない場合
INFORMATION
開催概要
FAQ
よくある質問
医療系の資格がなくても参加できますか?
はい。むしろ本講座は、ヨガ・ピラティス、トレーニング、整体・リラクゼーションなど、医療資格を使わずに身体と関わる方を主な対象にしています。単純な解剖学の暗記より、観察する順番と言葉にする方法から進めます。
講座を受けると、どこまでできるようになりますか?
姿勢を4つのポイントで観察し、歩行を8相の流れで整理し、見えた事実から複数の可能性を考えられるようになることを目指します。診断ではなく、指導、条件調整、記録、医療相談を勧める判断に活かします。
筋肉や関節の問題も学びますか?
筋肉や関節は「可能性の一つ」として扱います。ただし、見た目だけで原因筋・関節・歪みを断定する方法は扱いません。見た目だけでは断定はできないと思っていただけると幸いです。
実技では何をしますか?
前・横・後ろからの姿勢観察、歩行の観察、事実の記録、本人への質問、条件を一つ変えた後の再観察を行います。
TAKE YOUR NEXT STEP
観る力が変わると、
指導の問いが変わる。
資格の有無ではなく、目の前の人を丁寧に観察し、本人と一緒に可能性を確かめられること。それが、この講座で育てたい指導者としての自信です。
本講座は診断・治療を目的としたものではありません。緊急性が疑われる場合は運動を中止し、救急要請または地域の医療・救急相談窓口をご利用ください。