こんにちは! 理学療法士の大塚です。
今回は杉本亮さんからご質問いただいた
「ここ2〜3年で足首が固まってしまって歩行が困難になってきている方がいます。少しでも足首が曲がるようになる効果的なリハビリの方法はありますでしょうか…?
にお答えしたいと思います。
体が硬くなるの原因は大きく2つ
- 動かさなすぎ
- バランス能力が低下している
この2つが大きな原因となります。
動かさなすぎ
これはイメージつきやすいと思います。筋肉や靭帯、関節を包む膜(関節包)は動かさないでいると硬くなります。理由は「体が動く」ということはその分筋肉を使いエネルギーを消費してしまいます。その余分なエネルギーを使わなくていいように、「いつも使わないところは硬くしておこう!」って体を硬めます。なので普段から運動などで体を動かしておくことが大事になります。
バランス能力が低下している
ちょっとイメージつきにくいかもしれませんがバランスが悪くなると人は体を固めてそれ以上大きく動かないようにします。要は動くとバランス崩すから動かないように固定しとこうって思うわけですね。
例えば両足で立って爪先上げるのは簡単ですが、片脚になるとバランスが悪くなって上げづらくなります。
足首が硬くなる原因はこの「バランス能力が低下している」ことが多いです。
バランス能力って何?
ざっくり説明すると「倒れないように姿勢を保持する能力」です。
このバランス能力を決める要因が大きく3つあって
- 関節・筋肉:関節の動きやすさ、筋肉の柔軟性、筋力など
- 感覚:足の裏の地面を感じる感覚など
- 脳:筋肉の動きと足の裏の感覚を処理して倒れないように指令を出すなど
があります。
スマホで例えると
- 関節・筋肉:キーボードの間隔とか画面の広さなど
- 感覚:タッチパネルの感度
- 脳:スマホの処理能力
みたいな感じです。
そして足首の動きに関しては実は2、の感覚が問題のことが多いです。
最近自分の足の裏って見たことあります?あんまり意識してみないですよね?
人の頭は意識しない部分はだんだんと鈍くなってきてしまいます。特にバリアフリーで段差のない場所で同じ靴を履いて同じ床の上ばかりを歩いているとこの足の裏の感覚はどんどん鈍っていきます。
足の裏の感覚を鍛えるには?
足の裏でペンをゴロゴロしてみましょう。
これをすることで足の裏の筋肉をほぐすのとともに足の裏の感覚を意識することができます。試しにやる前とやった後で足の動きや前屈の動きを比べてみてください。
ポイント
- 最初は動かしている足を目で見ながらやること!
→目でみることで足の動きと足の裏の感覚を脳で認識してくれます!みることが大切です! - 最初は座った状態、慣れてきたら立ってやってみよう!
→最初はバランスが悪いと思いますので安全のために座ってやってみましょう。 - いろんなペン、ペン以外でも試してみよう。また床やカーペット、マットの上などいろんな上でやってみよう!
→素材やペンを変えることで足の裏からいろんな感覚を入れる訓練になります。
そもそも関節や筋肉が硬かったら
足首が動くときは
- 近位脛腓関節
- 距腿関節
が可動します。この部分にソマセプトミオを貼ってみましょう。
ソマセプトミオについてはこちら>>>ソマセプトオ
まとめ
- 体は動かさなかったり、バランスが悪くなると硬くなる!
- 意識しないと脳が忘れていく!
- 足の裏を意識して運動してみる!
ご質問いただいた杉本さん、ありがとうございました!!
では!
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参考
- Somatic Flow®︎指導者養成コース
- 野村 嶬 (編集) 解剖学 第4版 (標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分) 医学書院
- 中村 隆一 、齋藤 宏 、長崎 浩 (著) 基礎運動学 第6版 医歯薬出版
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