発熱するのはいいの?悪いの?

こんにちは! 理学療法士の大塚です。

理学療法士大塚久

風邪を引くと発熱しますよね?病院にいけば解熱剤を処方されて熱を下げるようにするけど、あったかいもの食べて、あったかくして熱を下げないようにしてますよね?これ結局どっちがいいんでしょうか?そんな発熱についてお話ししてみます。

結論から言うと38℃くらいまでなら発熱した方が治りは早いんじゃないか、40℃を超えると危険なので病院にいきましょう。

発熱とは?

発熱とは感染症や炎症により通常より体温より体温が高くなった状態を言います。

日本人の平均の体温は約36.8℃前後で、体の表面で外気による影響を受けやすい部分を体表面温、体の深部で外気による影響を受けにくい体温を深部体温と言います。深部体温は生命活動を維持するために視床下部によって37℃に保たれています

体温は42℃を超えるとタンパク質の変性が始まり生命に危険を及ぼします。40℃を超える高熱が出る場合はすぐに受診しましょう。

発熱の要因は?

大きく4つの要因があります

  • ホルモンの影響:特に女性は排卵前に低体温、排卵後に高体温となります。
  • 感染症による影響:細菌毒素、免疫反応により設定温度が上昇します。風邪などで発熱するのはこれです。
  • 脳の疾患:脳出血や脳腫瘍で体温調節中枢(視床下部)が障害されます。
  • 薬物:覚醒剤などにより上昇します。

 

悪寒とは?

体には体温を一定温度に調節してくれる機能があり、その基準になる温度を設定温度(セットポイント)としてます。正常な時はこのセットポイントは37℃に設定されていますが、感染などによって体に細菌やウイルスが入るとこれをやっつけるためにセットポイントを上昇させて免疫機能が働きやすい状態にします。

セットポイントが38℃、現在の体温が36℃だとすると基準より現在の体温が低いので「寒い」と感じ、筋肉を収縮させて(ふるえ)発熱します。

悪寒の正体はこのセットポイントの上昇です。「これから入ってきた部外者を退治するから熱あげるよ!」ってことですね。

熱を下げるには

体に侵入した部外者(細菌、ウィルス)を退治し終えるとセットポイントが通常の値37℃に戻ります。そうすると今度は現在の体温がセットポイントより高いため、「暑い」と感じ、血管拡張・発汗により放熱します。

一晩寝てびっしょり汗かいて熱が下がっていたら「部外者を退治して通常の状態に戻りました」って合図なんですね。

退治前に熱を下げるのはどうなの?

一概に熱はあげた方がいいとは言えませんが、経験上、熱が上がり切る前に解熱剤で熱を下げてしまうと、細菌やウィルスを退治し終える前に熱が下がってしまうため、あまりよくないんじゃないかな?と思います。

基本的に細菌やウィルスによる発熱なら原因がなくなれば熱は勝手に下がります

悪寒を感じたらまずはおかんを感じないくらいまで体を温めてセットポイントまで熱を上げて免疫機能を高めてあげましょう。

 

まとめ

  1. 発熱は細菌やウィルスを退治するのに必要な体の反応
  2. 免疫機能をあげてるのですぐには下げない方がスッキリ治る気がする
  3. 40℃を超えたらヤバいのでお医者さんへ

なんとなく調子悪いなって感じたらあったかいもの食べて、あったかいお風呂に入って、あったかくして早く寝ましょう。

では!

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